なぜ書き手が注意しなければならないか

2011年07月07日

Webサイトでの情報発信については、コンテンツ配信者である書き手が誤解が生じないように最大限の注意を払わなくてはなりません。会社サイトだけでなく、個人ブログまで書き手側に責任があります。

「2ちゃんねる」や「Twitter」では、「文脈を正確に読み取れ!」と時々読み手の責任を問う議論もありますが、そういう論争が起こった場合はたいがい書き手側に誤解を与えるような表現があるわけです。

さて、なぜ書き手側が注意を払わなければならないのでしょうか?すべてのコンテンツ(投稿記事、ブログ、ツイット・・・)は、書き手と読み手の関係が

1:N

なわけです。

なぜ書き手が注意しなければならないか

Nである視聴者に対して、「読む」という行為を同じ品質、同じ基準で管理することはどだい無理な話です。法律で「******という表現は〇〇〇〇〇〇と解釈しましょう」とは決められないのです。

言葉をどうとらえるか?それは人類のコミュニケーションでは永遠に解決しそうもない難解な課題です。同じ言葉でも読む(聞く)側の立場、健康状態、タイミング、学力差などによって解釈は千差万別になってもそれは仕方のないことです。コンピュータのように二進法で解釈しているほど、人間の脳は単純ではなく、高度な処理をしているからこそ生じることなのです。解釈が自由だからこそ、俳句や短歌、詩などの文学、歌という音楽が生まれているわけです。

そして、大臣の発言で毎日のように国中が騒いでいるのです。

よって、コンテンツ発信者は「読み手は複数であり、さまざまなスキルレベルであり、同じ基準で理解できるかどうかは保障の限りではない」という原則に立ち戻って、1である側として管理責任を全うするほうが合理的であるといえます。

大手の会社では、Webサイトの運営に関して細かいガイドラインを設けています。これはWebサイトの品質基準として、コンテンツの表現に及ぶところまで定義しています。特にFacebookやTwitterなどのソーシャルネットを使いこなす場合は特に重要になります。

書き手に責任がある以上、企業としての社会的責任が常に発生していることを意識しなくてはなりません。

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Posted by あやとりいくた at 10:46│Comments(0)エッセイ
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あやとりいくた
合同会社あやとりのCEO/プロデューサー生田明子。SEOなんて言葉が日本でなじみがないころから検索エンジンでの上位表示実験を繰り返し、ノウハウを集積。日本でOverture、Adwardsの広告募集がはじまってまもなく出稿した経験を持つ。組織戦略に基づくWeb戦略立案を得意とする。大規模開発から個人事業まで幅広く支援。
1988年PC9801を触り始め、1995年にはインターネットの仕事にかかわっていました。資格は簿記2級、普通自動車免許、PADIオープン・ウォーター・ダイバーライセンスしかありませんが、実務経験は本当にハンパありません!あと司馬遼太郎と堺屋太一が大好き!な暇さえあれば読書な毎日


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