Facebookのアカウントは個人で作るもの!

あやとりいくた

2011年08月25日 14:33

Facebookをつかっていると、時折、店名や組織名でアカウントを作っている人を見かけますが、Facebookではアカウントを個人で作ることになっているのに、ご存じないのかと心配になります。実名でない名称(店名、組織名、ニックネームなど)でアカウントをつくって、せっかくお友達をたくさん増やしても、ある日突然、アカウントを停止され、多くの友達を失うってしまうのにいいのでしょうか?実際、アカウントを停止されたという悲鳴は各国でブログに挙げられているようですし、遠方の知人がアカウントをはく奪されたと私も風の便りに聞きました。

Facebookは実名で、個人の責任をもって良質の情報を共有することが最大のメリットであります。人様には本名を名乗らせておいて、自分は組織名で交流しましょうなどとは、リアルの場で考えれば奇妙だと思いませんか?名刺交換の時、「●●●(組織名)の▲▲▽▽(個人名)です」と名乗ることはあっても、「●●●(組織名)です」とは名乗りませんよね。

そして、組織として、Facebookを活用したい場合は、個人で作ったアカウントを管理人として、Facebookページをつくり、運用します。Facebookページと個人のアカウントではお友達にはなれませんが、「いいね!」をクリックすることで情報を共有します。

Facebookをわかりにくくしているのは、Facebookというひとつのサービスの中に運用方法の異なる3つのサービス(個人ページ、Facebookページ、グループ)が混在しているからです。

アカウントは個人、当然、プロフィールをきちんと書くことが信頼性の向上につながります。そして、Facebookページ、企業や店舗、組織、サービスとしてページを持ちますが、あくまでも管理人としてアカウントをもつ個人が運営にあたります。あやとりのFacebookページは、アカウントを持つ3人が管理人として運用しています。このように管理人は複数設定できますので、最初の人が残りの二人を指名して設定すればいいのです。また、ページオーナーとして、顔出しの設定をするのもしないのもどちらでもできます。組織としてFacebookページを活用する場合、管理人がページオーナーとして顔を出さなくても運用できるのです。また、担当者の変更があって、管理人を変更(代替わり)することも可能です。担当者が代わっても、組織としてFacebookページを維持活用することはできます。



最近、よくあるケースが、上層部が「Facebookが流行っていて儲かるそうだからやれ!」と訳もわからず指示し、言われるがままに運用方法も知らずに組織としてアカウントを作ってしまう例です。企業として、Facebookを活用するためのノウハウについては、それこそ売るほど書籍が売られていますし、我々のようなご同業が全国各地でセミナーを開催しています。個人の失敗は目立ちませんが、組織の失敗は目立ちます。先日の「まんべくん」同様、運用方針、運用ガイドラインも決めずに、安易に取り組むのは信頼を失いかねません。

まずは、個人として実名でアカウントを作成し、リアルの友人知人をお友達にしながら、Facebookの世界を観察し、必要なことを知ってから始めましょう。

組織として恥をかくことは取り返しのつかないことを招きかねませんよ!!

そして、Facebookで直接儲かることは決してありません。Facebookは交流し、情報を共有し、ファンを増やし、信頼を獲得する場所なんです。

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