戦略的ウェブサイト構築とは:その1

2011年03月02日

当社では、ウェブサイト制作の上流工程として、「要件定義フェーズ」に制作工程の大半をつぎ込みます。お客様と打ち合わせする時間が最も長いのもこのフェーズです。我々が単なるウェブサイト制作会社と名乗らない理由はここにあります。多くの案件を手掛けてきた結果、このフェーズで明確に会社の運営方針、事業戦略について、お客様側から私たちに説明いただけない場合は、コンテンツを精細に作り込んでいくことができないのです。

私たちに説明いただけないということは、その企業にとってのお客様にも説明できないといっても過言ではないでしょう。

第三者に文言や図解で明快に説明できないということは、メリット、サービス定義、サービスの売り込みとしては乏しいと思いませんか?

お客様は多くのサービスや商品の中から、なんらかの理解を持って選択し、購入くださいます。競争の激しい昨今は、短い時間で効率よくお客様にそのサービスや商品をご購入いただくメリットを理解いただく必要があります。ウェブサイトはその際大いに力を発揮する媒体なのですが、ページボリュームを割いて、多くを語ったからといって効果が出るわけでもなく、寿司屋のお品書きのようにお題目だけで理解されるというわけでもありません。お客様は多くの同業他社、同等の類似サービス、商品と比較検討し、カスタマレビュー(お客様の声)を参考に吟味し、購入行動にいたります。


その中でまさにスィートスポット(購入動機への直接的きっかけ)を突いて、サービス、商品のメリットを説明するには、まず自社内で明確な定義が必要です。商品やサービスを提供する全社員共通の思い、考えをもって日ごろお客様に接していますか?誰が対応しても同じように説明できますか?社内で明確にそれらを定めていますか?

恐らくよほどの大手企業でない限り、自社のメリット、サービスや商品について、論理的に明確に説明できる企業は少なくありません。長らくプロダクトアウト的なサービスや商品を売ってきた企業には特にその傾向が強く、顧客視点が欠けるせいかウェブサイトのコンテンツを作る際、ご用意いただくの説明の文言なども第三者として冷静に判断した場合、疑問を持たざるを得ないものも多いのです。

ウェブサイトで、集客や直接的な購買行動へのきっかけを与えることは可能ですが、重要なことは基本の営業方針、経営理念、サービスの定義に基づくコンテンツをつくり、アプローチすることです。

まず、そのためには「自社はなんたるか?」「自社の強み、メリットはなんたるか?」「自社の製品はなんたるか?」を明確に定める必要があります。正直、中小企業の多くはそれすらも定まっていません。いろいろな手法を使ってそれらを定めるお手伝いからさせていただくのが、当社の「戦略的ウェブサイト構築」です。


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Posted by あやとりいくた at 20:00│Comments(0)ウェブ戦略
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あやとりいくた
合同会社あやとりのCEO/プロデューサー生田明子。SEOなんて言葉が日本でなじみがないころから検索エンジンでの上位表示実験を繰り返し、ノウハウを集積。日本でOverture、Adwardsの広告募集がはじまってまもなく出稿した経験を持つ。組織戦略に基づくWeb戦略立案を得意とする。大規模開発から個人事業まで幅広く支援。
1988年PC9801を触り始め、1995年にはインターネットの仕事にかかわっていました。資格は簿記2級、普通自動車免許、PADIオープン・ウォーター・ダイバーライセンスしかありませんが、実務経験は本当にハンパありません!あと司馬遼太郎と堺屋太一が大好き!な暇さえあれば読書な毎日


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